STのブログ

東京港区で行政書士・法人1社の取締役をしています。

マレーシアのビザについて

マレーシアのビザについて簡単にまとめました。

MM2H(長期滞在ビザ)は、昔は人気でしたが、今は条件がかなり厳しく改悪されたため、デジタルノマドビザ、就労ビザあたりが対象となる人が多いでしょう。

留学、結婚などする場合のビザもあります。

 

■マレーシアの通貨・リンギットと日本円のレート

1万リンギットは、日本円で約30万4千円※23年5月現在

 

 

90日以内ならビザなしで入国できる。

→目的によってはビザが必要。現地就労、留学など。

 

滞在期間の日数が90日未満、かつ観光目的の入国であれば、ビザは免除となりますが、90日以上の滞在の場合、何らかのビザが必要となります。

 

■マレーシアのビザ

 ・短期訪問ビザ

 ・学生ビザ

 ・就労ビザ

 ・配偶者ビザ

 ・永住権

 ・MM2H(長期滞在ビザ)

 ・デジタルノマドビザ※2022年10月1日~

さらに就労ビザは6種類に分けられます。

■マレーシアの就労ビザ

 ・雇用パス(一般的な就労ビザ・Employment Pass)

 →通常、マレーシアの雇用主(マレーシアで法人化された子会社、マレーシアで登記された外国企業の支店、マレーシアの駐在員事務所)に雇用される管理職・専門職の外国人に発給される。

 

 ・プロフェッショナルビジットパス(1年以内の短期就労パス)

マレーシア国外の企業に籍をおいたままマレーシア国内でプロジェクトの技術顧問や機械据付等の業務で、滞在日程がほぼ確定している1年以内の短期就労者が対象。

 

 ・レジデンスパス(国家重要経済分野に貢献する優秀な人材を対象としたパス/最長10年)

 →高度人材向けのパス

 ・ディペンデントパス(駐在員の配偶者・子供)

 ・マレーシア人の外国人配偶者の就労許可(1年~5年)

 ・一時就労パス(半熟練または非熟練外国人/日本で給与支給/1年以内)

24ヶ月未満で就労する非熟練・半熟練労働者が対象

 

MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)とは、

マレーシア政府が推進している外国籍の人のための長期滞在ビザのこと

5年間の滞在許可が認められますが、条件を満たしていれば何回でも延長申請が可能

 

年間の滞在義務期間が合計で90日以上と短いため、仕事などの関係でマレーシアへの長期滞在が難しい方でも保持することが可能です。

 

条件付きで現地就労が可能

50歳以上で専門職を有する場合に限り、週20時間以内での現地就労が可能です。

 

■マレーシアのデジタルノマドビザ

 ・デジタルノマドビザ※2022年10月1日~

(自営業、フリーランス契約社員、テレワーカーが対象)

 マレーシアのMM2Hビザなどは、収入条件を非常に厳しくして、海外移住者を制限する方向で改正されましたが、このデジタルノマドビザはビザ取得を促進する方向にあると言えます。最長2年