STのブログ

東京港区で行政書士・法人1社の取締役をしています。

ピッパの法則【売上最小化、利益最大化の法則――利益率29%経営の秘密】

最近この本を読みました。

↓ ↓ ↓

 

 

 

今年6月に出版された本ですが、かなり売れているようです。

 

北の達人コーポレーションという会社の社長さんが書いた本です。

 

北の達人コーポレーションは、元々、北海道のカニ、メロンなどの特産物を仕入れて売るという通販事業からスタートした会社です。

いまは化粧品など様々な商品のD2C事業をしている会社です。

 

 

この記事のタイトルの「ピッパの法則」というのは、この本の最後の最後に書かれている法則です。

 

「ピッと思ったらパッとやる癖をつけていくとキャパシティが増える」

というもの。

 

「できることは今すぐやる」

「すぐできないことは、いつやるかを今すぐ決める」

を習慣にすると、誰でも仕事をこなす量が3、4倍になるという考え方です。

 

 

これは、この社長さんが提唱している法則かと思っていましたが、ググってみると、わりと普及している考え方のようです。

 

 

ピッパの法則と聞いて思ったことがあります。

 

私にはメンターのような方がいるのですが、その方も仕事の進め方・段取りがえげつないくらいにものすごくスピード重視・効率重視です。

 

普通の人だったら十中八九、

「まずはこれをやる。そしてその時にまた次の事を考えよう。とりあえず動こう。」

という感じで仕事をする場合に、

その人は、すべてを上流から下流まで調べつくした上で、短期集中で処理するというスタイルです。

 

銃撃戦で例えると、100人中95人の人は、ピストルでターゲットを狙いながら撃つという戦法を取る場面に、メンターさんの仕事スタイルは、連射式ライフル銃で、ターゲットの息の根を止めるまで連射し続けるというような仕事の進め方だなと感じました。

 

そこまでやりますか!というくらいに、ドドドドドドドドドっと処理してしまう。

 

ピッパの法則と直接的には関係のない話ですが、よくよく考えると、これも超スピード重視という観点で考えると、ピッパの法則に通じるものがあるなと思いました。

 

すぐに結果に移すために、妥協せずに情報を収集しつくす。

それによってスピードが上がるという仕事のやり方を学んだ経験でした。

 

非常識なくらいのスピードを実現するのは、妥協しない姿勢なのだと学びました。

どうしてそんなにめちゃくちゃ急ぐのだろう?と思うくらい、スピード重視することで、どんどん結果が出ていくようです。

 

それを支えるのは、長時間思考すること、体力的なタフさも必要なのだろうなと思いました。

きょうは疲れてるし、この辺でいいや。ではなくて、もっと自分を追い込むのが大事。

 

 

近江商人(江戸時代頃に、滋賀県で日本全国を対象に商売をして、社会貢献しつつ大きく儲けていた商人)

の商家の家訓にも書かれていることがあります。

それは

「疲れてきて、一日の商売をやめる前に、もう一つ商品を売る努力をすること」

というもの。

 

ここにもピッパの法則に通じるものがあるなと感じました。

詰め込んで、スピード重視。

 

ピッパの法則はかなり体力勝負でもあると思います。

 

疲れてヘトヘトになったときは、

「疲れていると思うのは気のせい」

だと考えると、予備の燃料を使ってもう一仕事できる気がします。