【心理学】パチンコ、ギャンブルにハマってしまう人の心理【行動経済学】
今日はこの本からのお話です。
↓ ↓ ↓
人間には、
素早く簡単に効果を得られるものを求めるという強い習性がある
そうです。
ノーベル経済学賞を受賞した
行動経済学者のダニエルカーネマンが以下のような実験をしました。
被験者に以下の2つの選択肢が用意されます。
選択肢1 100万円が無条件で手に入る
選択肢2 コインを投げて表が出たら200万円、裏が出たら0円
この場合、99%の人が選択肢1の確実に100万円が手に入る
を選んだそうです。
人は、半分の確率で手に入る200万円よりも、100万円という確実な利益の方を選ぶそうです。
しかし、実験はこれで終わりません。
今度は、「被験者は200万円の借金を抱えている」
という条件をつけて、同じく以下の2つの選択肢が与えられます。
選択肢1 100万円が無条件で手に入る
選択肢2 コインを投げて表が出たら200万円、裏が出たら0円
すると、今度はほぼすべての人が選択肢2を選んだそうです。
この結果からわかることは、
人は利益を目の前にすると、利益が手に入らないというリスクを回避しようとし、損失を目の前にすると、損失そのものを一度に回避しようとする
ということです。
(ここまで、10倍売れるWebコピーライティング バズ部 からほぼ引用しています)
わたしはこれを読んで、ギャンブルにハマってしまう人の心理がわかるなと思いました。
手を出したら最後、ズルズルと深みにはまっていってしまう人間心理が示されている研究だなと思いました。
ギャンブルに手を出す人は、元々借金を抱えている人が多いと思います。
それを一気に帳消しにしようとして、ギャンブルで勝負しているのだなと。
※私はパチンコやギャンブルはしません
素早く簡単に効果が得られる
というセールストークは、
人間の習性を利用していてとても有効とのことです。
よくあるのは、
・これを飲めば、1か月で〇キロ痩せられますというサプリ
・これを買えば、月100万円稼げますという投資の情報商材
などかなと思います。
人間には、さくっと苦労なくして簡単に効果を得たいという強い習性があるそうなので、この習性を悪用した商売には気をつけないとなと思いました。