STのブログ

東京港区で行政書士・法人1社の取締役をしています。

リスクリバーサルという考え方

リスクリバーサルって聞いたことありますでしょうか?

以下のような考え方です。

 

【リスク・リバーサル】
見込み客やクライアントが、商品に対して期待している成果を保証し、購入に対する金銭的・心理的なリスクを取り除くことで、スムーズに購入へと導くこと。

 

引用:コンラボ「強烈なマーケティング戦略“リスク・リバーサル”で断られない商品を作る」より

conlabo.jp

 

 

何度もお付き合いをしていて、お互いに信頼関係ができあがっている関係性であれば、相手がどんな人なのか・どんなサービスを提供してくれるのかがわかっているので、リスクも小さいですよね。

 

逆に、初めてのお付き合いになる人は、どんな人なのか事前情報がない訳なので、お付き合いしてみないとどんな人なのか・どんなサービスを提供してくれるのかがわからないですよね。

 

このように、付き合いが浅くて、相手のことがよくわからない状態で、金額の大きな契約を結ぶというのはものすごくリスクが大きいと言えます。

 

 

たとえば、結婚相手を選ぶことを考えてみても、しっかりとお付き合いをして、相手の人となりがわかってから結婚しようと考えますよね。

 

初めて出会ってその日のうちに結婚を決めるという人はかなり少ない・ほぼいないんじゃないでしょうか。

 

 

なので、リスクリバーサルをしてあげる(=自分がリスクや負担を負ってあげる)ということは、相手方のリスクという負担を減らしてあげる思いやりというわけですよね。

 

よくわからない相手との取引は、最初はリスクを減らしたいと考えるのが当たり前だと思います。

 

 

なので、リスクリバーサルを当たり前のように相手にする人にとっては、リスクリバーサルをしてくれない人というのは、あまりお付き合いしたくないと思ってしまいますよね。

 

相手がリスクリバーサルしてくれなくても、付き合いたいと思うパターンとしては、相手の価値がすでに社会的に広く証明されていて、お付き合いするだけでもこちらのメリットになる場合くらいしかないのではないでしょうか。

 

そうでない人がリスクリバーサルをしてくれない場合、

その原因は以下が考えられます。

・その人はリスクリバーサルという考え方を知らない。

・そもそも取引に対して魅力をあまり感じていない。

 

 

リスクリバーサルをしてあげないと、成立する取引も成立しなかったりするので、必要に応じてリスクリバーサルをしていくのは大事なんじゃないかと思います。

 

 

これはお客さんに対しての取引だけではなく、ジョイント(提携・協業)する時にも言えます。

 

 

リスクリバーサルをすると、自分が一方的に損をしてしまうような気もするかもしれませんが、後々の取引で利益を上げればいい訳なので、目先のことだけを考えず、長い付き合いでみて回収できるかで考えられるかが大事と思います。

 

そうでないと、後々に大きな利益を得られるのに、そのせっかくの機会をフイにしてしまうからです。

 

(LTV(ライフタイムバリュー)、顧客生涯価値で判断する)